先に断っておくと、エンゼルグランディア越後中里は日帰り入浴を公式に案内していない、宿泊者向けの温泉リゾートホテルだ。だから今回は「日帰りで立ち寄る」記事ではなく、実際に一泊した記録として書いてみる。子連れの温泉旅行先を探している人の参考になれば嬉しい。

越後湯沢駅から送迎バスで山の中へ

新幹線で越後湯沢駅に着き、東口から出ているホテルの無料シャトルバスに乗る。所要時間は約15分。車で来る場合は関越自動車道の湯沢ICから約10分の距離だ。バスに揺られるうちにゲレンデが近づいてきて、子どもたちの「まだ着かない?」の声が増えていく。

このホテルは「日本一を目指す子育て応援リゾートホテル」を掲げていて、ミキハウス子育て総研の「ウェルカムベビー」認定施設でもある。フロントでの対応から館内の随所まで、小さな子ども連れを前提にした空気を感じた。

一年中泳げる屋内温水プール

チェックインしてまず向かったのが屋内の温水プール。真冬でも半袖で入れる暖かさで、外は雪景色なのにプールサイドは水着姿の子どもたちで賑わっている。この「外は雪、中はプール」というギャップが子どもには相当インパクトがあったようで、しばらく水から出てこなかった。

手持ち花火とそり遊び

季節が合えば手持ち花火のコーナーも用意されている。冬場はそり遊びができるスペースがあり、プールで泳いだあとに雪の中で遊ぶという、普段の生活ではまずない組み合わせを一日で味わえるのがこのホテルの強みだと思う。オータムフェスタなど季節ごとのイベントも開催されているようなので、訪れる時期によって違った楽しみ方ができそうだ。

露天風呂付き大浴場「蛍の湯」

一日はしゃいだあとは、露天風呂付きの大浴場「蛍の湯」で温泉に浸かる。単純温泉(弱アルカリ性低張性低温泉)で泉質はやわらかく、神経痛や筋肉痛、関節痛などに効くとされている。プールとそり遊びで冷えた体を、ゆっくりと芯から温め直せた。

  • 住所:新潟県南魚沼郡湯沢町土樽4707-1
  • アクセス:JR越後湯沢駅より無料シャトルバスで約15分 / 関越自動車道「湯沢IC」より約10分
  • 電話:0570-012334(9:00〜18:00)

日帰りではなく、一泊前提で計画したい宿

繰り返しになるが、このホテルは日帰り入浴施設としては案内されていない。日帰りで湯沢の温泉を楽しみたい場合は、駅近の江神温泉浴場や、新幹線駅の真上にあるSPAガーラの湯など、湯沢町内の日帰り温泉を別途訪れるのがおすすめだ。エンゼルグランディアは、プールと雪遊びと温泉を一気に楽しみたい家族旅行の「一泊」の宿として計画するのが正解だと思う。

子どもがひたすら「楽しかった」しか言わなかった旅は、大人にとっても大成功の旅だ。次は夏の花火の時期にまた来てみたい。